
2017/12/15
[宝石言葉]
誇り高き人、神秘、高貴、冷静、知性、希望
[特徴]
ある時は紺碧の海のような深いブルー、別の瞬間には薄暮の空のようなバイオレットを帯びる神秘的な宝石、タンザナイト。「タンザニアの夜」を表すその名の通り、タンザニアのメレラニ鉱山でしか採れない希少な宝石です。
最大の特徴は一つの色では表現できない「多色性」。見る角度や光の状況によって、結晶の色やその強さが変化して見える性質を持ち、複雑で奥深い青紫のニュアンスを生み出します。
光に敏感なタンザナイトのジュエリーは、昼の屋外では目の覚めるような美しいブルーに、夜の灯りの下では気品あふれるパープルの輝きに。様々なシーンで表情を変え、幅広い世代の方に、身に着ける楽しさを感じさせてくれます。
[言いつたえ]
「20世紀の宝石」と呼ばれるタンザナイトは、まだ伝説的エピソードは少ないですが、昔からマサイ族に知られていたとされ、古代ケルト民族の間では「霊力を授ける石」として、大切に扱われていたという説もあります。
知的でクールな雰囲気を漂わせるタンザナイトのブルーの輝きは、気持ちを落ちつかせ、物事の冷静な判断につながる効果があるともいわれています。例えば、あなたが何かの選択に迷ったとき、難題にぶつかったとき、良い方向に進むよう、タンザナイトがそっと勇気と力を授けてくれるかもしれませんね。